時事雑感

最近のネットニュースやテレビの情報番組はウクライナ-ロシア戦争関連のニュースが中心になっていますが、ベトナム戦争のように泥沼化しないで欲しいなと思いますが・・。
ロシアが核兵器を適切且つ安全に管理出来るのかという懸念もあります。ロシアの兵器管理体制の杜撰さはよく知られたところです。原子力潜水艦の事故、ミサイル関連施設での事故疑惑など、兵器や設備の老朽化、オペレーターの教育訓練不足といった様々な問題を抱えているようです。
ロシアのような独裁国家は一つ大きな認識不足をしている点があります。それは欧米の核兵器は武器では無く「知」の探究の喜びの副産物であり、ロシアの核兵器は単なる武器でしかないという事です。知の喜びがあるからこそ維持管理も開発も苦にならない。単なる兵器の管理などに自分の人生を捧げる気にはなれない、モチベーションを維持できない。独裁者は「知」の自由を許さないし国民の「知」が自分を超えて行く事を赦さない。その時点でもう勝負はついているという事です。ただ、欧米の「知」を軍備に転化するという流れもいずれは検証され規制されてゆく事になるだろうと思いますが。ロシアのような気候の厳しい広大な国では独裁的な中央集権体制でないと治安を維持し国全体をコントロールするのが難しいのでプーチン体制は簡単には揺るがないと思いますが、「知」の自由と歓び無くして最新の軍事技術を開発し士気を維持する事は難しい。天然資源の輸出で巨額の軍事予算を確保していても、ロシアの軍事力はいずれ内側から崩壊してゆく可能性が高いのではないかと思います。従って、ウクライナはまずは人命を守る為に親口シア派に政権を譲って停戦し、一旦ロシアの支配下に入り、ロシアの軍事力が弱体化した段階で再独立の道を探ればいいんじゃないかという気がします。
ウクライナに武器を供与し続けるという欧米諸国の支援は結果的に戦争を煽り人命を失わせてゆくだけなんじゃないかと思いますが・・。
一日も早く戦争が終結する事を祈っています。