蝶が舞う夏の終わり

8月も下旬に入り、そろそろ秋の気配も漂ってきましたが・・。今年も酷暑の日々が続く厳しい夏でした。ヨーロッパでは熱波により40℃以上の日もあり多数の死者が出たようで、いずれ日本もそのレベルに達してしまうのではないかと心配です。万一、電力を確保出来ずエアコンや冷蔵庫等の家電製品が稼働しなくなり,オフィスビルや公共施設、病院等の空調システムがダウンしたら・・そう考えると、政府のエネルギ一関連政策の今後の方針が非常に気になります。
話は変わりますが、先日、8月中旬の酷暑の中、自宅にいたアゲハ蝶の蛹が羽化して無事飛び立って行きました。8月上旬に近所の公園でアゲハ蝶の蛹が木の枝から逆さまにぶら下がり落下しそうな状態だったのを、蛹なら手間もかからないからと思って保護(?)して自宅で様子を見ていました。10日後の早朝に羽化したのですが、残念ながら羽化の瞬間を見る事は出来ませんでした。朝起きたら大きな綺麗な羽のアゲハ蝶が床に留まっていたので驚きつつも嬉しかったですね。(ネットで予習していたので) 羽の模様の特徴からオスだろうと推測。直ぐに羽ばたきの練習を始めるようになり間もなく飛び立ちそうな状態だったので、慌てて(割り箸で作った)携帯用の止まり木に留まらせ近所の公園に連れて行くと、元気に飛び立って行きました。その姿を見送り、やれやれとホッと一息。アゲハ蝶の寿命は羽化後2週間程度とか。鳥やトンボ等に補食されてしまう事が多いのですが運良く生き延びてメスのパートナーと出会えれば子孫を残せるチャンスもあります。頑張って生き延びて寿命を全うして欲しいですね~。アゲハ蝶の幼虫は9月以降に蛹になった場合越冬蛹になる事が多く、翌春まで蛹のままで羽化を待つことになるんだとか。9月まであと10日ほど。もうそろそろそういう季節になってきたんだなという気がしますね。